ま、適当に

思いつきで書くよ

ゆたろ受験、再び

一部の方々から、次のような感じのご意見をバラバラにいただいております。

「独自問題実施校には『内申は一切見ないで試験のみで判断する』という高校もある。共通問題を使用する高校も然り。」
「ゆたろはこういう高校を選ぶべきだったのでは?」
「独自問題実施校である必要はなかったのでは?」
「内申4割・試験6割で80%の合格者を決める高校を選択したことは、実はゆたろには不利だったのでは?」
・・・・

ご意見をお寄せいただいたのはいずれも来年高校を受験するお子様をお持ちの方々でした。このブログに載せた情報のみから判断すると皆様の主張は極めてごもっともですし、来年は我が身ってことでこのネタに興味があるからこそなのだろうと推察致します。そこで、個人的にはもうゆたろの高校ネタはおなかいっぱいって感じなんですが、最後に一回だけ、この疑問にだけはお答えしておこうかと思い立ちました。

恥ずかしながら、神奈川県の県立高校の”選考基準”が学校によって異なることを、おいらは皆様からのご意見によって初めて知りました。いくつかの候補高校をゆたろから聞いたときについでに聞いた「後期試験は内申4割・試験6割」という説明は全県立高校に当てはまるものではなく、そのうちのたった一校だけに当てはまるものだったってことですね。そうとは知らず、これまでのエントリーに妙なことを書いちゃったような気が・・・・・って、ま、そんな反省・言い訳はもういいか。とにかく、こんな低レベルのおいらが、付け焼き刃ではありますが皆様の疑問にお答え出来るだけの屁理屈をなんとか確認致しましたので、ここでご紹介致したく存じます。

皆様からお寄せいただいたご質問に対し、ストレートに結論から申し上げますと、次のようになります。

「今回の高校選択はゆたろに不利どころではない。むしろ合格率を突き詰めていくならこれしかないという選択でした。」

というわけで、おいらもその理屈を知ったのはついさっきのことではあるのですが、まずは、何故独自問題実施校を受験したのか。この疑問点についてご説明申し上げます。その後、何故その中でも内申4割・試験6割で合格者を決めるあの高校を選択したのか、というふうに順を追って解説して参ります。まずは独自問題実施校選択の説明から。

ま、簡単に言うと、やつは国語が偏差値13なわけですよ。放っておいてもここで他の受験生から大きく引き離される。例えば各教科の合格点を100点満点で70点としましょうか。あいつの場合は国語がとにかく神奈川県No.1レベルのドアホウなわけですから、どんなに問題が簡単であろうとも国語は10点とか15点とかしか取れないってことになります。ここで、もういきなり55点とか60点とかの大幅ビハインドを背負うわけですよ。合格するためには他の教科でこれを補うしかないってことですね。

で、理科と社会は凡人レベルなんです。人より優れた点を取ることは考えにくい。ま、この2教科が合格点水準の70点だったとしましょうか。すると、国語の失点を挽回して全体を合格レベルにもって行くためには、英語と数学の両方でそれぞれ合格点である70点を27.5~30点上回った点数を稼がなければならない。即ち、英数両方とも100点満点を獲得しなきゃならないってことッス。これではどんなにうまくいっても合格ギリギリだし、ケアレスミスが一つでもあれば、それだけでアウトってことになっちゃうってことが容易に分かります。

これがね、もし合格点の水準が下がるとしたら(試験問題が難しくなるとしたら)どうでしょう。・・・そう、ゆたろには有利になるんです。

例えば試験問題が難しくなって合格レベルが100点満点で70点⇒50点に引き下がったとしましょうか。この中で、やつの実力の低さと問題が難しくなったことの相乗効果で国語の点数は更に下がり、おそらく5点とか10点とかしかとれないでしょう。でもほら、合格点が50点ですから、ビハインドの幅だけに着眼しますと40~45点に縮まるんです。理科と社会は合格水準ギリギリの50点だとして、英語と数学でこの国語のビハインドをリカバーするには、それぞれの教科で70~75点とればいいわけです。英語と数学が多少できるとしたら、ほら、可能性が出てくるでしょ?

比較的簡単な共通問題でもしゆたろに100点以上の点をとる実力があったとしても、100点を超える点数はつきようがありませんからね。どうしようもない。このように、簡単な問題ってのは下位のレベルでの差が大きく出る反面、上位のレベルで差がつきにくいんです。でも、この反対の傾向を持った難しい問題を出す独自問題実施校なら逆のことが言える。英数で他の受験生と差をつけられる=国語のハンディキャップを補って余りある、お釣りがくる可能性があるってことなんですよ。

というわけで、ゆたろが共通問題よりも難しい独自問題を出す高校を選択したのは、別に私から妙なことを強制されたからってわけではなくて(ホントか?)、実は彼のような極端に偏った能力の持ち主にとってはこれが有利だった、必然だったからなんです。・・・翻って、ゆたろが独自問題実施校よりも偏差値的に上を行く私立高校にまぐれで合格したのも、別にこんなのゆたろが賢かったからでも何でもなくって、どちらの学校も問題が難しかったこと、どちらも理数科だったこと(英数への配点が高かった?)がたまたまゆたろに幸いしただけなんであって、それ以外の何ものでもないと思われます。

次に、何ゆえ試験問題だけで決める高校にしなかったかという点ですが、例えば同じ偏差値のA高校とB高校があったとします。A高校の選考基準は試験の点数のみ、B高校の方は内申4割・試験6割で定員の80%、試験問題の点数で定員の残り20%を選考するとしましょう。普通に考えるなら、内申の低いゆたろはA高校を受けるべき。それはもう、○○さんや××さん(メールをお送りいただいたあなたのことよ)のご指摘の通りです。

ただ、実際にはこのブログで触れてこなかったもう少し複雑なパラメータが存在します。「問題の難易度レベル」、そして「倍率」です。

一口に独自問題実施校と申しましても、その問題の難易度には学校によって差があります。ゆたろにとって最も有利な状況というのは、問題がただ難しけりゃいいってものでもなくって、①国語の問題だけはひたすら難しく(平均点0点が理想的)、②数学と英語はゆたろの実力でようやくギリギリ100点満点に近い得点が取れるくらいの難易度であることが望ましい。この条件になるべく近い高校を探しますと、結局ゆたろの受験校に絞られてくるそうなんです。特にゆたろのようなガチャピンなバランスの教科成績を持った生徒の場合、この試験科目毎のパラメータの追い込みってのは他のどんな条件よりも合否に影響する重要な要素になる、即ち受験校選択の上で何よりも優先されるべきポイントであるようです。

ただ、そうは言われても、やっぱり「内申4割・試験6割で定員の80%」ってところは邪魔くさいですよね?で、ここで「倍率」ってのが出てくるわけです。

ゆたろ受験校の倍率って例年1.2倍くらいだったそうです。0.8倍相当が内申4割・試験6割で決まるわけですから、残りの0.2倍分を残った0.4倍分の受験生で争うことになる。即ち、残ったメンバーの上位50%に入っていれば合格なわけです。いくら内申4割を考慮されるとしても、0.8倍相当部分の平均点ってのは全受験生の平均点より高いでしょうから、ここにあふれた受験生たち(0.4~0.5倍分)の平均点ってのは、ま、受験生全体の平均もしくはそれ以下であることは間違いなく、この高校を受けた受験生の真ん中くらいの試験の点数さえ取れれば、なんとか合格するってことが見えてくるわけです。

で、ゆたろ自身は国語の偏差値が13でも、合計点数なら受験生平均くらいは取れるやろってことが見込まれてたわけで、結局、ゆたろの県立高校後期受験先として適当な高校ってのは、ゆたろが通うことになったその高校しかないってことに落ち着くみたいッス。

「倍率」について説明がグチャグチャしちゃって訳が分からなくなった方のために、別の角度からかいつまんで申し上げますと、要するに、「倍率」が低い場合は内申は低いけど試験点数だけは稼げるようなゆたろみたいな生徒にミラクルが起こる可能性が出てくる。逆に「倍率」が高いと、試験で点数を稼ぐ能力はないけど内申だけ高いような生徒にミラクルが起こりやすくなる。そういう構造だってことらしいです。

こうした理屈と県立高校の実態とを照らし合わせてみると、ぶっちゃけ、A高校としてゆたろ向きと言えるような独自問題実施校はないそうです。「国語の偏差値13」という他には類を見ない飛び切りの才能は、試験のみで選考してくれる県立の上位高を軒並みぶっちぎるに足る十分な破壊力を持っている。そういうことです。一方のB高校ですが、B高校としての候補はゆたろが受験した高校以外にももう一校あったみたいなんですが、それも結局「倍率」が足かせとなって、可能性が半分以下になっちゃうそうッス。要するに、ゆたろにとって受験した高校と肩を並べるような具体的な選択肢がなかった。あるいは、そんな状況に近かった、ということでしょう。

こんな感じで、今どきの塾ってのは、生徒の成績に従ってこのような個別の分析を行い、本人の可能性を最大化するような進路指導をするようです。内申の成績だけを持って杓子定規にゆたろにチンカス高校の受験を押し付けようとした公立中学の進路指導とはレベルがじぇ~んじぇん違いますです。わたしゃ、塾なんぞは全く無意味な存在であるように思っておりましたが、この分析だけは感心し、正直感謝いたしました。(受験が全て終わってから感心してるんじゃ遅すぎだが。)ま、ゆたろみたいに偏差値13をとるような極端な凸凹バランス構造を持った生徒だからこそ、こうした分析が生きるんでしょうけど。

いかがでしょう、参考になりましたでしょうか。
では、もうこれ以上書くだけの知識もありませんので、これにて終わりにしたいと思います。
最後に、来年のお受験におけるご子息・ご息女のご健闘を、心よりお祈り申し上げます。

スポンサーサイト
  1. 2009/03/03(火) 21:35:05|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<明後日にJ開幕 | ホーム | 液晶テレビ購入>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yutakota.blog34.fc2.com/tb.php/167-79ba91eb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ゆたこた

Author:ゆたこた
サッカーと写真と車等々について書き散らかします。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる