ま、適当に

思いつきで書くよ

キスデジ使用前に・・・・

昨日よりずっと興奮状態が続いてまして、ちょいと我慢しきれないので、使用感報告の前振りをします。

くどいようですが、わたしゃ、デジタル画像の画質を左右する各種因子の中で、画質に最もダイレクトに影響が出るのはレンズ側で発生する色収差だと思ってます。原色ごとに独立して発生する位置ズレがあのふにゃらけシャープネスを生む原因の根幹ですし、こいつを最小限に抑えるためにカメラ側で出来ることといえば、 ドットピッチを稼ぐ以外に方法がないんですよ。

よって、同じサイズのセンサー上に配置する画素数を増やせば増やすほど画質はうんこ化していきますし、
「APS-Cで最もまともな画像を吐き出すカメラは、630万画素の初代キスデジである。」
おいらのこの考え方は何人も否定することのできない科学的事実でもあるわけです。(断定しちゃおっと。)

が、しか~し、それはそれとして、初代キスデジがカメラとして最高評価を受け続けるべき存在かっつーと、そこはちょいとおいら的にも首を傾げてしまうところなんです。今どきの感覚から言うとこのカメラの不便さってのは常軌を逸していますし、その不自由さたるや、私があのカメラを使用していた7年前ですら、カメラ全体の評価上無視できないレベルでしたから。

というわけで、キスデジがどんなカメラだったのかちゃんと思い出して理解しようと、ネット上を徘徊、あるいは取扱説明書を読んだりして、記憶を呼び覚ますこと累計1時間。機能的にはとんでもねえカメラであることを再確認いたしました。笑っちゃうんですけど、とにかくこのカメラ、サッカー等のスポーツ撮影にはどこまでも向いていないんですよ。(大笑)


(1)連写と記録速度

まず、連写は最大4枚っす。←4枚ごときで”連写”なんて言うなっつーの。(笑)

更に、CFカードへの記録がメッチャンコ遅いため、一旦目いっぱい(といっても、たったの4枚ですが)連写しちゃうと、30秒くらいはランプがピカピカ点滅しながら書きこみを続けます。さらに、そのうち10秒近くは”Busy”なんて表示が出て、次のシャッターが押せなくなったりするんです。

まあ、なんて素敵なんでしょ!これだと、この10秒の間に起こるシャッターチャンスを逃す可能性が高まっちゃいますからね。これまでのように数打ちゃ当たる的にお気軽にシャッターを押せなくなるんですね。狙いを定めて、ここぞというときにシャッターを切るしかないわけです。(そういえば、昔は連写なんかせず、置きピンで一撃必殺風にサッカー撮ってたんだよな。懐かしい!)


(2)AF

あと、サッカー撮影だってのにAFをAIサーボに設定出来ません。←言語道断だろ、こんなの。(笑)

スポーツ撮影ってのはシャッタースピード(SS)優先で撮るのが基本だと思いますが、このカメラでSS優先にすると、AFがAIフォーカスという「静体を撮るワンショットAFと動体用のAIサーボとをカメラが自動で判断してくれる」有難迷惑なモードしか選べなくなるんです。このモードって最初はワンショットAFで被写体にフォーカスを合わせようとしますが、被写体が動いていることを感知すると自動的にAIサーボに切り替わる、という能書き的にはすばらしい機能なのですが、こんなのがちゃんと思い通りに機能するはずもなく、AIフォーカスでサッカーを撮るとやたらとピンボケ写真が量産されるなんてことは、7年前においら自身が散々実証してきたところなんですよ。だからこそ、当時は置きピンでサッカー撮ってましたし、そこで鍛えられたおいらの置きピン技術は神のレベルにまでなりましたけど。(笑)


(3)スポーツモード

このカメラでAFをAIサーボに設定するには、撮影の各種設定が固定的に決められている”簡単撮影モード”の一つ、”スポーツモード”ってのにする以外にありません。が、このスポーツモードってのがクセモノでして、
 ・感度はISO400
 ・絞りは開放
 ・記録はRAWじゃなくてJPEG
に固定されてしまうんです。

まずISO感度ですが、初代キスデジってISO100だとすごく美しい画が撮れるのに、少しでも感度を上げると容赦なくノイズが乗ってくるとともに、黒に締まりがなくなっていきます。で、このISO400ってのが相当ノイジーでして、5DでいうとISO1000、あるいはそれより酷いくらいの感じがあります。光が十分にある晴れ渡った青空の下、選択するような感度ではないのです。

そして絞り開放。昔書きましたが、キスデジとの組み合わせで最高画質をたたき出した実績を持っている必殺のEF200mmF2.8Lですら、絞り開放に固定されちゃうとちょっと辛いものがあります。開放からシャキっとしているEF70-200mmF4L ISの方は、・・・・なんたってこれ、ズームですからね。5Dではよくても、APS-Cだとちょっと・・・・なんて可能性もありますから・・・・・・ともかく、好奇心旺盛だった7年前のおいらは、この「ISO400&絞り開放」というのを「ISO200&1段絞り」と実写比較して、画質劣化が酷すぎて使えないと結論付けたもんです。(そういえばそうだった。うんうん。)

更に、RAWで記録できないんですからね。どーしろっての?って感じ。
昔はJPEG撮りだったから気にはなりませんでしたが、今となってはこんなの、お話にもならないでしょ?


というわけで、こうやって書いて行くとこのカメラを使ってのサッカー撮影は絶望的にも思えてくるところですが、おいら自身にはそんな感じは全くなく、逆にワクワクしているんですよ。その根拠は、5年前にキスデジを手放す直前、ある可能性を確認しているからなんです。


(4)無理やりAIサーボ

要は、SS優先でAFを自分の意思でAIサーボに切り替えられればいいわけでしょ?手放す直前にその方法を編み出しかけたんですよ。
「シャッター半押しとともに、フォーカスリングをグリンっと回す。」
これです。強引にフォーカスを外してやることで、ワンショットAFがAIサーボに切り替わるんです。

ただ、AFモードを確実に切り替えるにはフォーカスリングを相当量回す必要があることもわかっていました。確実に切り替わるからといってあまり派手に回しちゃうと、次にフォーカスが合うまでに時間がかかってしまい、肝心のシャッターチャンスを逸してしまう可能性が出てきてしまうんですね。そんなアホなことにならないよう、フォーカスリングの回転量は極力抑えたい。

そこで、”フォーカスリングを少し回す”と同時に、”カメラを軽く斜めに振る”という華麗なる合わせ技を編み出しました。これで、ほぼ確実にAFをAIサーボにコントロールできる・・・というところまで到達する前にキスデジを手放してしまったのですが、修練すれば会得できることは間違いない。そんな感じがしてたんです。こんなの、繰り返しやってみて慣れちゃえばいいだけのことです。他のカメラじゃ何の役にも立たないこの技術を、おいらは必ずマスターすることでしょう。こんちきしょう、見てろよ!


(5)親指AF

この技術をマスターしたら、更に今度は親指AFもマスターしちゃおうかな、なんて思ってます。

何せ、AIサーボで撮っていると日の丸構図を撮影後にトリミングするばかりなのですが、撮影してるとフォーカスの位置を変えずにレンズを振りたくなるなんてことがあるもんですからね。例えば、セットプレーはキッカーと壁の両方を撮りたかったりするでしょ?それなのに、日の丸構図で壁を真ん中に捉えるとキッカーがフレームから外れちゃうとか、普通にありますからね。それが親指AFなら撮れる。構図が自在になる。すなわち、親指AFで撮影の幅は確実に広がることになるわけですから、こいつをマスターしない手はないだろう、と。


(6)ロシアンファーム

サッカー撮影以外はおかん専用機となって静止した被写体を撮ることがメインとなります。そんときの撮影モードは絞り優先にします。が、この”絞り優先”も”SS優先”と同様、AFはAIフォーカスしか選べません。このAIフォーカスって被写体が静止していればワンショットAFとして機能するわけですから、静止した被写体を撮る上では実質的に何も問題がないかと思いきや、ここで大問題が発生します。日の丸構図でしか撮れなくなるからです。

被写体をファインダーの真ん中で捉えてシャッター半押しでフォーカスロックします。そして構図をとろうとカメラを少し振ると、何かの拍子にフォーカスが迷走をはじめちゃったりします。こちとら構図をとっただけだってのに被写体が動いたとでも認識したのでしょうか、AIサーボに切り替わっちゃうみたいなんです。それも、いつも確実に切り替わるならばそれなりの対処の仕方も出てくるでしょうが、実際には全然安定しない。切り替わったり切り替わらなかったりする。そして、たとえ切り替わったとしても、被写体にフォーカスが合うでもなく迷走を続けるばかり・・・・・このアホな設定はキャノンが怒涛の非難を浴びたところで、阿呆にもほどがあるといったところですが、いくらキャノンをけなしたところでキスデジのこの設定は変わりません。

そこで、”ロシアンファーム”なる怪しげなファームウェアが登場します。

ロシア人が作ったからこう呼ばれているのかどうかは知りませんが、Web上で流通しているこのファームをキスデジに入れますと、各種設定の幅が広がるんです。てか、このキスデジって、上位機種の優位性を保つために機能の一部をソフト的にわざと封印してたんですね。なんて姑息なんでしょ、キャノン。・・でもって、その封じ込められた機能を、ロシアンファームは開放したわけです。

で、その封印されていた機能にはAFも含まれてまして、具体的に言うと、ロシアンファームによってワンショットAFが使えるようになるんです。(残念ながら、AIサーボは使えないままですけど。)7年前の私はこのロシアンファームを使用しておりましたが、単純に設定の幅が広がるだけで、入れたことによる副作用は確認されませんでした。

ということで、昨日、カメラを入手してまずやったことは、このロシアンファームの導入でした。おかげさまで、日常普通に撮影する場合は、普通のことは普通に出来る普通のカメラになりました。いや、そればかりかAPS-C630万画素というフルサイズ換算1,570万画素という高画質を享受することができるわけですから、すばらしいカメラに生まれ変わったと言うべきでしょうか。あくまで「普通に使う限りは」という条件付きですが・・・・

ま、ともかく、こういう数々の創意工夫が面白そうでたまらないので、しばらくは遊べることでしょう。マンネリ化しつつありました写真撮影に刺激を与えるすばらしいオモチャをありがとうございました。大切に使わせていただきます。



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  1. 2010/08/28(土) 23:56:55|
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