ま、適当に

思いつきで書くよ

2-1.上り坂

「上り坂は車速のコントロールが可能である限界ギリギリの高速のギアで。」これが大原則です。シフトチェンジは基本的にマニュアルで行い、アクセルを踏み込めば加速感の得られる範囲で、なるべく高速のギアを選択します。


<我流解説>

上り坂というのは大変厄介です。「発進」ひとつとっても、ブレーキを離した後のクリープ現象による前進はありませんし、アクセルを踏まなければ下手をすると車は後退します。加速もなかなかしませんし、定速走行のときにどれくらいの速度で走ったら燃料消費が抑えられるのか(燃費効率がよいのか)もよく分からない。減速時だってアクセルを離しただけでどんどん車速を落としていきますので、エンブレ等のタイミングも掴みにくいし、エンブレをかけるべきなのか滑走に任せるべきなのかも迷ったりします。

市販されている車のほとんどは、ATシフトチェンジのプログラムがスピードよりも燃費を重視して設定されているそうです。従いまして、上り坂のように走行に負荷のかかる環境では、これまで基本として述べてきた運転法では非力すぎて対応できなくなることも少なくありません。そうしたとき、どう対処していけばいいのでしょうか。

平坦に近い緩やかな上り坂、あるいはギアチェンジしている間に上りきってしまうような短い坂でない限り、上り坂は低速ギアで走行します。また、そのためのシフトチェンジの操作はマニュアルで行います。これが上り坂での絶対的対応です。燃費が悪くなるからとアクセルを踏むことを躊躇し、ATの高速ギアに入ったまま中途半端なアクセルワークでズルズルと車速を落として、後ろの車に悪いからと慌ててアクセルを踏みこんでみたけどなかなか加速しない。これが最悪の対応です。これをするくらいなら、ビビッてないでアクセルをグイッと踏んじゃってキックダウンで低速ギアに入れて加速した方がまだましなくらいです。

それより上り坂で効率的なのは、マニュアル操作でシフトダウンすることです。4速で少しアクセルを踏んでも車速が落ちていくようなら3速へ、3速でも加速しなければ2速へ・・・。このように、坂道の角度や自車の車速に応じてどんどんシフトダウンしていきます。そして、アクセルを余計に踏んだだけで、ちゃんと加速感の得られるギアに固定します。これを繰り返していれば、いずれ「このくらいの速度でこのくらいの坂道なら○○速」というように、自然に適切なギアを選択できるようになります。

その状態で極力加速をしないまま走ります。が、例えば4速で加速しないからといって、アクセルはそのままにギアだけ3速に入れたりしますと、急に加速感が得られたりします。実はこの状態、とても燃費が悪いっス。シフトダウンしてアクセルを同じだけ踏んでいると燃費的に過回転になっちゃうんですね。ではどうすればいいのかというと、ギアを3速に落とすと同時にアクセルから足を離して減速します。そして、3速でアクセルを踏めばギリギリ加速する程度の車速まで落ちたとき、ようやくアクセルを一定に踏み始めるのです。

加速が十分にできるギアにまでわざわざシフトダウンしながら「極力加速をしない」「減速する」というのもなんだか変な話ですが、このギアの選択は加速をするために行ったのではなく、最も燃費効率がいいギアを選ぶためのものですからこれでいいのです。上り坂での加速は燃費的には愚行と言えますので、できる限り避けなければなりません。やってみればわかりますが、減速といっても大して速度を落とすわけではありませんから、多くの場合はこの対応でいけると思います。

と申しましても、例えば上り坂で止まっている場合などは、「加速するな」「減速しろ」などと言われた途端に何もできなくなってしまいますよね。こうした場合はもちろん車を加速させますが、その加速の仕方は基本に準じます。即ち、発進ならば1速マニュアルで15km/hくらいまでゆっくりと前進させ、その後はギアを1速に保ったままでアクセルを踏み込んでいく。2速でもアクセルオンで十分な加速が得られるくらいの車速になったところでシフトアップ。

ここまで検討すれば、上り坂でのシフト選択、アクセルワークの原則がみえてくるでしょう。
そうです。マニュアルシフトを多用することで、いつでもエンジンがスムーズに回って車の加減速を操ることのできるギリギリの高速ギアを選択していけばいいのです。

このように、上り坂では「シフトダウン+減速後定速走行」が基本ですが、「そんなことすると車速が遅くなってしゃあないで」という場合だってもちろん出てきます。そうした場合は、まずとりあえずシフトダウンします。そして、一段高速のギアでギリギリのアクセルコントロールが可能な速度まで加速します。そして、その後シフトアップして定速走行。”一段高速のギアでギリギリのアクセルコントロールが可能な速度”ってのを低速ギアで走っている際に見極められるどうかが勝負の鍵です。この辺は経験的にマスターして行くしかありませんが、日ごろ意識していれば必ずできるようになります。

とにかく「どんなギアでもアクセルを踏めばギリギリ加速する程度の車速で定速走行」を基本に、周りの交通状況に応じて臨機応変にお願いします。

尚、上り坂での加速はご法度ですが、減速は構いません。さっき「ズルズルと車速を落として、・・・・これが最悪の対応です。」と言ったばかりなのに矛盾するじゃねえか、と思われるかもしれませんが、その後加速する必要が生じなければ減速してしまって構いません。即ち、その後の状況判断によって対応が変わるのです。
もちろん”ギリギリの高速ギア”で走っているところから減速するわけですから、当然のことながらエンジンは回転数を下げて加減速を操ることができない状態になってしまいますが、その一方で、減速した方が定速走行よりも燃費的に有利な結果が得られるのが通常です。他車に迷惑をかける可能性の低い先が読める上り坂などでは、定速もしくは減速を基本に「多少不自由するくらいが燃費的に一番いいんだ」くらいのつもりで臨まれるのがよろしいかと存じます。

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  1. 2008/01/23(水) 22:17:39|
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