ま、適当に

思いつきで書くよ

オーケストラ生演奏

私は年に数回、オーケストラの生演奏を聴きにいっています。

生演奏とは名ばかりのスピーカーを介した電子音を聞かされるロックやロックンロールなどと違い、器楽であれ弦楽であれ声楽であれ、人の物理的な力で奏でられるクラシックはこれぞ正真正銘の生演奏。クラシックこそ生演奏で聴くに限ります。どんなに優れたCDをどんなに優れたオーディオ機器で聴いたところで、生演奏で得られる感動・感慨は得られない。そういうもんだと思っています。

楽器の共鳴成分の豊かさがクラシック演奏の命でもあり、生演奏やアナログレコードを、人間の可聴域を超える周波数をカットしたCDの音と比較すると、脳から出るアルファ波の量が全然異なるということが実験において立証されていますしね。
ご多分に漏れずこの私も、大昔にメディアがLPからCDへと取って代わる過渡期において、周波数がより広いはずのCDを聞いて「デジタルのCDはアナログのLPよりも可聴音域が狭い」と直感し、これを周りの人間に言いふらして、アホ呼ばわりされたことがありました。でも実際はカタログスペックしか信じない、自分の耳で判断できない周りの人間たちの方がアホだったわけで、私の方が正しいことが証明されたわけです。

とまあ、自分の耳を一通り自慢したところで、話を無理やり本題にもっていきます。

日本に帰国する前、即ち米国駐在中は、ご近所のオーケストラにニューヨークフィルハーモニックとフィラデルフィア管弦楽団という世界に冠たるオーケストラがあり、オケを聴きに行くならこれほど恵まれた環境はないといった状態でした。しかしながら、こういうオーケストラは8日分、月間、年間のセット券みたいなチケットしか発行しておらず、演奏会単発のチケットを入手できませんでしたので、一度も聴く機会がありませんでした。出張で各地に行くたびに(年間100日くらいは全米各地に出張しておりました)チケットを求めさまよったのですが、どこでも同じ状態でしたから、あちらではこれが普通なのかもしれません。

というわけで、米国内ではプロオケを聴く機会がなかったのですが、一度カナダのモントリオールに出張した際、ひょんなことからモントリオール交響楽団のチケを手に入れることができました。演奏があったのはコンサートホールではなく教会です。欧州風の石造りの教会ですから、演奏前は残響音が大きくてまともに聴けるのかと心配しましたが、実際に演奏を聞いてみるとそんな心配は無用でした。この極めてフランス風の透き通った音を出すオケに、教会の心地よい残響音がシンクロして、この世のものとは思えぬすばらしい音楽を聴くことができたのです。

あと、地元プリンストンには伝統と格式を誇るクラシックのホールがあって、そこで五嶋みどりのヴァイオリン演奏会、ヨー・ヨー・マのチェロ演奏会を聴きに行ったこともあります。どちらも世界的なプレーヤーですが、残念ながら私自身が器楽曲にさほど興味がないこともあり、どちらも確かに上手で美しかったのですが、心の底から感動するというまでには至りませんでした。

日本に帰国してからは、オケを生で聴く機会が増えました。横浜に優れたホールがないためか、わざわざ東京やら川崎まで出かけていって聴くわけですが、私がそうやってまでして聴く生演奏というのは、その全部が全部、アマチュアオーケストラのものです。同じ会社にアマオケのビオラ奏者がおり、この方が様々なオーケストラのチケットを無料で進呈してくれるという恵まれた状況にあるからです。そのオーケストラとは、ル・スコアールとかダスビダーニャとかザ・シンフォニカとか東京楽友協会交響楽団とか多岐にわたるのですが、これらのオケがことごとくマーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィチ、・・・・といった私の好みの作曲家の曲をメインに取り上げてくださるものですから、喜んで聴きにいかせてもらっています。

アマチュアのオーケストラをこれだけ集中的に聴くのは初めての経験ですが、アマチュアにはプロにはないよさがあると思うようになりました。思ったより遥かに上手だし、なんかこう、うまく言えないんですけど、実力的に大差ない(?)日本のプロオケをいちいち聴きに行くまでもないような、ある種の情熱が感じられて・・・・・

探せばアマチュアオケの無料チケットというのはあちこちで提供されておりますので、クラシックに馴染みのない方は、一度、アマチュアの演奏会に出かけてみてはいかがでしょう。意外と面白いと思うかもしれませんよ。

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  1. 2008/02/08(金) 22:41:49|
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