ま、適当に

思いつきで書くよ

3-1.燃費計

エコ運転者たるもの、燃費計はぜひご購入ください。エコ運転をマスターするまでの期間が飛躍的に短縮されて、燃費追求に多大な効果をもたらすのはもちろん、そんな堅苦しいことを抜きにしても、何よりもこれ面白いです。


<我流解説>

例えば、ガソリンを節約するある方法を思いついたとします。その方法が本当に効果があるのか、ぜひ確かめたい。しかし、満タン法では何百キロも走行しなければその効果を確かめることができません。いや、実際問題として給油毎に走行条件をそろえられるわけではありませんので、給油一回だけでその効果を正確に確かめることはできないでしょう。

燃費計があると、その結果がたちどころに分かります。それ以外にも、例えば以前に”40~60km/h”などという幅を持って説明した「自車でもっとも燃費効率のよい平坦路における速度」も、車ごとに1km/h単位レベルで正確に認識することができます。こうしたエコ効果があるといわれる運転法のトライアルや走行条件一つ一つに対して、疑問に思っていることを直ちに試し、すぐにその効果を確認できますから、燃費計があるのとないのとではエコ運転の上達スピードと精度に遥かな差が出てきます。

エコに有利な運転法だけではありません。燃費を引き下げるマイナス面についての認識も変わります。「こんなことをしたら燃費が悪化する」というような運転法をしたときに、実際にどれだけ燃費下がるのかが定量的に分かるからです。あなたの車であなた自身がそれを確かめることができるわけですから、そういう運転は知らず知らずのうちに避けるようになりますし、その恩恵やるや計り知れません。

ちなみに、私自身の例で言いますと、これまで述べてきたような理屈は前車フォレスターの時代から既に理解して実践していたつもりでした。そして車がMPVに変わって2ヶ月ほどして燃費計を購入したわけですが、燃費計購入前後で、いきなりトータルの燃費記録が0.5km/Lほど伸びました。それぞれの運転法に細かい微調整を加え、定性的なbetter wayより定量的なbest wayを追求できた結果です。投資回収の側面からいっても、私の大したことのない年間走行距離(15,000km程度)でも2年そこそこで回収できてしまいます。これからエコ運転に取り組む方なら、それこそあっという間に回収できるでしょう。

ただ、私はあまり投資回収などという観点から燃費計を捉えてはおりません。装着してみればご理解いただけるかと思いますが、これほど面白い機器って滅多にあるものではありません。瞬間燃費など、ちょっとアクセルを踏んだだけでガガーンと下がったりしますから、装着したての頃は運転操作一つ一つに一喜一憂しながら、燃費計の吐き出す情報そのものを楽しんでおりました。そのうち出てくる数値の傾向に気づき、より高い数値を安定的に出せるよう努力を積み重ねることで更に0.5km/L以上の燃費改善を見たわけですが、その間の苦痛などほとんどありません。正直、退屈な通勤時間が面白い趣味の時間へと変貌を遂げたのです。

繰り返しますが、燃費改善のコストパフォーマンスがどうのこうのといった観点からではなく、ドライブが格段に面白くなる娯楽グッズとして、燃費計のご購入をお勧めいたします。

尚、最近では燃費表示のなされる車が増えてきました。これは、燃費の表示されない車と比較するならば遥かに恵まれた環境にいるといえますが、本格的に燃費を追求するためには、残念ながらその表示パラメータが足りません。その時々での最高燃費をたたき出すためには、燃費表示車にデフォルトで組み込まれている瞬間燃費や総合燃費の数値だけでは不十分で、時間当たりの燃料噴射量などを知ることも必要となってくるからです。

例えばある上り坂で最も効率のよい運転法を追及するようなとき、どうすればいいのでしょうか。アクセル一定に踏み込んでいると、瞬間燃費は4-5km/Lの間を行ったり来たりする。坂の比較的きつい場所でアクセルを気持ち踏み込み、坂の緩やかな部分ではアクセルを気持ち緩めるような定速運転を志向すると、3-7km/Lの間を行ったり来たりする。さて、どちらが効率がいいか。

このようなとき、”瞬間燃費”の数値をにらんでいるだけでは埒が明きません。というか、”瞬間燃費”などを見ていると、下手をすると判断を誤るかもしれません。本当のエコ運転を突き詰めたいのなら、”瞬間燃費”などよりも”燃料噴射量”の数値を見るしかないのです。

基礎編で述べた例ですが、加速時に①ゆっくりとアクセルを踏むのと、②グッと踏み込むのとどちらが有利か。この命題を例にとって解説していきましょう。

もしあなたが①と②の有利不利を判断をするのに”瞬間燃費”だけを見ていたとしたら、まず間違いなく「②の方がいい」と思うはずです。例えば

  ①平均4.5km/Lの加速が15秒続き、その後20.0km/Lの定速走行を10秒続ける。
  ②平均3.0km/Lの加速が5秒続いて、その後20.0km/Lの定速走行を15秒続ける。

という例を考えてみてください。これ、実際に燃費計を前にして皆様も体験していただければ分かるかと存じますが、実際にはほとんどの方が「①と②の加速時の燃費の差はたったの1.5km/Lに過ぎない。たった5秒で加速をやめ、その後15秒も高い燃費20km/Lで走った②の方が、4.5km/Lという低燃費状態が15秒も続いた①より燃費がいい」と判断してしまうんですよ。無意識のうちにね。

でも、実際①と②で同一距離を走ったときのガソリン消費量は同じです。燃費の数値をガソリン噴射量と速度に置き換えると、次のようになるからです。

  ①噴射量 100ml/min での加速が15秒続き、60km/Lに達したところで60ml/minの定速走行を10秒続ける。
  ②噴射量 240ml/min での加速が5秒続き、60km/Lに達したところで60ml/minの定速走行を15秒続ける。

もちろん目的地に着くまでの時間は②の方が短くてすみますが、それと同時に、加速を急いだだけ前の車との距離が詰まりますから、エンブレが使えずにフットブレーキを踏んでしまうリスクもそれだけ上がります。交通量が多く定速走行を続けることの難しい都会では、実は①を主体にゆったりと走った方が、トータルの燃費はずっとよくなるでしょう。

このように、加速に当たってどんなにゆっくりアクセルを踏んでも、”瞬間燃費”の数値は相当な低水準にまで落ち込みます。が、同じ低水準といっても、実はそこで実際に消費されているガソリン量の差は思ったよりも遥かに大きいものなのです。ぶっちゃけ、「加速時にはアクセルをグッと踏んだ方が燃費がいい」と断定している方々の中で、ここまで理解して言っている人は結構少ないと思われます。その記述内容から「この人は”瞬間燃費”の数値だけを見て(ちょっと勘違いしたまま)言っているな」と判断される例がネット上には結構氾濫しておりますのでね。

このように、”瞬間燃費”だけを見ていると判断を誤る可能性があります。そしてこれは特に加速に限定される話ではありません。走行中は”瞬間燃費”よりも”燃料噴射量”の方をチェックし、その継続時間から実際のガソリン消費量を推定できるよう、訓練をつんでください。これは相当ハードルの高い要求に見えますが、一旦慣れてしまえばなんてことないです。

というわけで、あなたの車の燃費に関する情報を一瞬にして確かめられる機器、燃費計。燃費を追求する上で、これほど有用なものは他にありません。燃費計は財布とご相談の上、可能な限りご購入ください。

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  1. 2008/02/10(日) 23:06:30|
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