ま、適当に

思いつきで書くよ

シャッタースピード

遠い昔にこのブログにも書いたような気もするのですが、おいら自身いつの間にやら忘れてたんで、戒めのためにここに書き記しておきます。

時を遡ること10年以上前の銀塩時代、静物を撮るときにブレないシャッタースピードは”焦点距離分の1秒”と言われておりました。標準50mmなら1/50秒、望遠200mmなら1/200秒まで手持ちで耐えられるってことです。でも、今どきのデジイチにこの理屈は通用しません。あなたのカメラが2,000万画素超のフルサイズなら、焦点距離の3倍分の1秒(1/(焦点距離×3)秒)くらいの速いシャッタースピードで撮るべきです。標準50mmで1/150秒ってことッスよ。APS-Cともなると5倍、1/250秒くらいでいいかも。

例えば、今まさに実験したばかりのことを書きますが、まず5DにタムロンA09(SP28-75mm)を装着します。そんでもってズームを標準50mm近辺に合わせてカメラのモードをP(プログラム)に設定。ISOオートで室内の照明に向けてシャッターを半押しすると、露出はISO100、1/50秒、F5にロックされました。で、そこからどんどん暗い方にレンズを振っていくと絞り値やISO感度の値がどんどん変化していくんですけど、シャッタースピードは概ね1/50秒のまま。ズームをワイド端に振ったりEF35mmに付け替えると1/30秒、ってというふうに、”焦点距離分の1秒”をキープしながら露出を変えていきます。

てなわけで、ここで声を大にして言っておきましょうか。
これじゃダメなんです!

カメラ言いなりのこんな露出設定のままシャッターを押しちゃうと、撮れた画像はまず間違いなくブレています。ものすご~くビミョ~ではありますが確実にブレている。肉眼ではよくわからないかもしれませんが絶対にブレている。この、モニターでパッと見たくらいではほとんど確認できないようなビミョ~なブレが、色収差に次ぐ画質劣化の温床と化しているに違いないんです。(←出た!お得意の超断定。)

繰り返しますが、カメラ本来の性能を満喫したいのであるなら、標準50mmでフルサイズ1/150秒、APS-Cなら1/250秒より速いシャッタースピードが必要です。上記の試写の例で言うなら、それぞれISO感度を1段ちょい高感度側に振るか絞りを開けるかして、これらのシャッタースピードを確保しなきゃならんとです。

何をバカなことを・・と思われた方、例えば重箱君なんかは間違いなくそう思われたことでしょうけど、まあ騙されたと思ってしばらく続けてみてごらんなさい。数枚見ただけでは全然わからなかったその違いも、百枚、千枚と撮り進めれば絶対に実感できるようになります。「なるほど、そうだったのか」と。特に、あなたのカメラがAPS-Cならば尚更です。「最近撮った画像は、なんだかスッキリした感じがする。」そう気付くこと請け合いです。(ホントか?)

だいたいさあ、ドットピッチが狭けりゃ、その分シャッタースピードを上げないとブレる。被写体が遠くにありゃ、それだけブレやすくなる。こんな簡単な理屈、中学生レベルの頭を持ってさえいれば誰だって理解できるでしょ?ブレのないシャッタースピードがフルサイズとAPS-Cで同じであるはずがない。低画素センサーと高画素センサーで同じわけがない。近くの被写体と遠い被写体では結果が異なるに決まってるじゃないですか。あとはね、その絶対値がどの辺にあるかを特定してやればいいだけのことッス。

で、実はおいらったら7年くらい前にそれを「5Dで(焦点距離の2倍+α)分の1秒」と特定してたんスよ。「様々な撮影条件をカバーしたいのなら、最低限これくらいの速さは必要だ」とね。残念ながら、さっきまできれいさっぱり忘れちゃってたんですけどね。でも今後、コンスタントにより美しい画像を手に入れたいのであるならば、とにかくこの理屈を今一度頭に叩き込み、身体に染み込ませなければなりません。

そもそも”(焦点距離の2倍+α)分の1秒”なんて面倒くさいこと言ってるから忘れるんです。”+α”なんて言わず単純に”2倍”でよかった。でもって、5Dでこれなんだから、5D3も含めて2,000万画素越えが当たり前の今どきのドットピッチ狭々(せませま)カメラともなると、シンプルに

  手ブレをしないシャッタースピード = 焦点距離の3倍分の1秒

これくらいが覚えやすくていいんじゃないスか。

翻ってカメラのPモードに話を戻しましょうか。なんで1/50秒なんスか?フルサイズ+標準50mmで1/50秒。これ、銀塩時代の一眼の設定をデジイチにそのまま引きずっちゃってるってだけでしょ?ぶっちゃけ、パッと見には1/50秒でもちゃんと撮れた感じがしますからね。デジイチで設定を変えるまでには至らなかった。でもね、ダメなんです。数倍速いSSで撮り続けてりゃ誰だって分かるんです。デジイチで常識が変わったんだな、と。

なんで今さらこんなことを蒸し返しているかっつーと、最近これを再認識させられたからです。おいら、ここんとこサッカーを50-500mmでばっか撮ってるんですが、そこでたまに撮る100mmを切るような短い焦点距離の画像が異様に綺麗なんですよ。もちろんF8以上に絞り込んでるってこともあるんですが、それにしたって10倍ズームの画像とは思えないくらいキレッキレの美しい写真ばかり。そこでハタと気づいたんです。

「そうか、これ、1/1000秒で撮ってるからだ。」

例えば標準50mmで撮るとして、皆様、SSはどれくらいまで許容してますか?長い年月を経て、おいらったらいつの間にか銀塩レベルの1/50秒までOKにしちゃってました。これはX50を握っても同じで、それで良しとしちゃってたんです。でも、これからは改めます。それぞれのドットピッチを勘案して、5Dで焦点距離の2倍(50mmなら1/100秒)、5D3で3倍(同1/150秒)、X50が4倍(同1/200秒)、その他もし今どきのAPS-Cを使う機会があれば5倍分の1秒(同1/250秒)を守るべき境界ラインとして、脳内にたたき込みます。またこれでレベルが確実に一段上がるね。ウッシッシ。

ちなみに、誰が何と言おうと、おいらのこの感覚は正しいッス。他人は全然再現できていないオボちゃんのSTAP細胞と違って、おいらのこの理屈は7年前に約1名が追試をしてこれを認めていますからね。(たったの1名かよ!)それでも文句をブチブチたれがちな重箱君みたいな野郎にはくれぐれも言っておきますけど、反論したけりゃ最低1,000枚くらいはこの条件で撮ってみてから文句言うように。一度やってみたら最後、真実に気付いちゃうんで反論できなくなるだろうけどさ。

あと、どさくさにまぎれて、昔から持っている考えをここでもう一つ改めさせていただきます。

キャノンの手ぶれ補正機構IS(タムロンのVC、シグマのOS)ですが、おいらは長いこと「200mmより短いレンズにISなんぞいらん」と公言してはばかりませんでした。「あんなもん、画質が落ちるだけで全く無意味」と言い切っておりました。「こんなしょうもないものを有難がる阿呆の気が知れない」と罵倒しつくしておりました。が、しか~し、ここにこれら全ての前言を撤回させていただきます。

「申し訳ありませんでした。私が間違っておりました。ISの存在によって画質が落ちないならば、ISはあった方が全然いいです。」

もちろんここで言うISってのは、被写体ブレが避けられない1/10秒などといったスローシャッターなんぞのために存在するんじゃなくて、広角を1/60秒とかで普通に撮るために必要な機能って意味ですけどね。もうお分かりいただけたかと存じますので、これ以上は触れません。

繰り返しになりますが、特に”誤解の鬼”重箱君にはくれぐれも言っときますけど、画素数ばかりアホみたいに多い君のサブ機(APS-C)なら1/(焦点距離×5)秒だからね。これより速い分にはいくら速くてもいいけど、遅いとダメだかんね。あと、たとえレンズにISがついてたって、最低1/(焦点距離×2)秒は確保してね。4段効くとか言ってる最新のISだって4段まで出るのはあくまでもうまくいった時の話で、平均的には3段もねえと思うんで。古いISともなれば1/(焦点距離×3)秒でよろしく。

んじゃ、そういうことで。

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  1. 2014/04/15(火) 21:20:51|
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