ま、適当に

思いつきで書くよ

古典派

「バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典派の音楽は聴かない。」

このブログでクラシック音楽を取り上げた当初はそう書きましたが、この言い方は正確性を欠きます。極めて限定的ではあるのですが、こいつらの音楽の中で聴いている曲があるからです。


まずはバッハ。基本的にバッハの曲は古典派の中でもあまりに古臭くてほとんど聴かないのですが、たった一曲だけ例外があります。それは「マタイ受難曲」、それもリヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団による1958年版の演奏です。

私、聴きもしないくせにバッハのディスクって結構持ってます。ミサ曲Bマイナー、ブランデンブルグ協奏曲、そしてゴルトベルク変奏曲をはじめとするグールド演奏のピアノ曲全般・・・・・もちろん全て一度は聴いてみたものばかりなんですけど、一つ残らず全然分かりませんでした。何でこんな曲が現世にまで生き残ってきたのか、さっぱり分からない。あまりに分からないので、今では全然聴きもしなくなっちゃってます。

それが、マタイ受難曲だけは違いました。一度聴いても分からなかったのは他の曲と同じなんですが、この曲には「もう一度聴いてみてもいいかな」と思ってしまう何かがあったのです。そして、日をあけては聴いてみる。こんなことを何度か繰り返していたある日、突然キラメくような雷鳴が私の脊髄を直撃し、ズズーンとした感動が私を包み込んで「この曲はすごい」と感じてしまったのです。

実は感銘を受けたのはそのときだけで、それ以降、また元に戻ってしまいました。あれ以降、再び聴いてみても別に感動するわけでもない、でもなんとなくもう一度聴いてもいいかなと思う・・・・こんなことはこの曲以外に経験したことがないので、自分で自分の感覚を説明することもままならず、ちょっと戸惑ったりするほどです。ただ、やはり一度感動してしまったという事実は消えることはありません。そのときの体調、気分がこの曲とシンクロしたとき、選り得ないレベルの感動が自分を包み込む。その感覚をまた取り戻そうと、忘れた頃にまた聴いてみる。これまではそれをずっと繰り返してきました。今後も繰り返すことでしょう。だってこの曲、ハマればすごいんですから。


モーツァルトもバッハと同じく、たった一曲だけ聴く曲があります。「レクイエム」です。モーツァルトはこの曲の作曲中に亡くなり、しょうがねえからってんでこの曲の後半は弟子が補筆したため、その後半部分は凡庸だと言われる向きもあるのですが、私は特にそうしたことを感じません。なんたって、モーツァルトそのものが凡庸だと信じて疑ってないくらいなので、”後半は凡庸”だか何だか知りませんがそんなことはどうでもいい。とにかく私はこの「レクイエム」だけは聴けるようになりました。(意味分からん!)

レクイエムのディスクは6種類ほど持っています。それを聞き分けているうちにこの曲への抵抗がなくなっていったのですが、だからといってこの曲に心底感動したというような経験は今まで一度もありません。この曲を聴くにしたって、ただ単に「まあたまには聴いてもいいかな」くらいのもので、まあ他に聴こうという曲もないようなときに消極的な気分でこの曲をかけるくらいなものです。その他のモーツァルトの曲は聴いているだけでムカムカしてきますので、それに比べれば何ぼかましといえましょうが、私の中でのモーツァルトなんてものは、どこまでいってもそんなものです。


最後にベートーヴェン。彼の曲は何曲か聴きます。といっても、聴くのは全てシンフォニーで、交響曲第4番、第5番、第7番の3曲だけです。それもカルロス・クライバー指揮による演奏しか聴けません。

交響曲ではこの他にも有名なのがいろいろありますが、例えば交響曲第3番「英雄」などは世紀の大駄作だと思ってますし、第6番「田園」などは聴いていると弛緩しきってオシッコばかりかウンコまでもれちゃいそうになりますし、第9番「合唱つき」に至っては、何でこんな曲を年末にやることが定番化しているのかさっぱり理解できないでいます。また、交響曲以外では、ピアノコンチェルト第5番「皇帝」とか、ミサ・ソレムニスとか、巷で感動を呼び起こしているらしい曲も何種類か聴いてはきたんですけど、結局のところ何も感じることはありませんでした。

また、カルロス・クライバー以外の奏者について言及するなら、例えば交響曲ではフルトヴェングラーというオヤジがベルリンフィルやウィーンフィルを振ったモノラル録音が一部で熱狂的支持を受けております。私は彼のディスクも一通り持ってたりするんですけど、やはり全然聴けません。ぶっちゃけいうなら、あんなじいさんを崇拝する人々の気が知れません。情報量の極めて少ない音質最悪のモノラル録音にごまかされているだけなのではないでしょうか。妄想好きのオメデタイ頭の持ち主が録音に足りない部分を自分の頭の中で勝手に補足して、勝手に感動しているだけだと思うんですが・・・・・違いますかね?


というわけで、これら3人の演奏を全く聴かないと申し上げたのは誤りで、ごく一部をたまに聴くことがあります。ただ、やはりこいつらは既に終わってる作曲家なので、博物館を見学する気分で聴くにとどまります。古典派ってやっぱどうにもなりません。

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  1. 2008/02/16(土) 20:04:21|
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