ま、適当に

思いつきで書くよ

胃がん検診

これって実はおいら的には結構意味深いテーマなんだよね。ってことで、今回はあんた相手だけじゃなくて、なるべく他の方にも分かるように気をつけながらここに書いていきまする。

おいらは毎年春になると会社でやってくれる健康診断を受診するんですけど、数年前からあのバリウムを飲んで行う検査「胃がん検診」ってやつを受けておりません。なぜ受けないかっつーと、無意味だと断じているからです。

そう考える理由をザックリと申し上げますが、この検診で見つかって切除して助かるがんってのは、もしそいつを見つけられなくて放置したところで死にはしないと考えている。言い換えるなら、検診で見つかるようながんは、放っておいたとしても何も起こらない。そのようなものを見つけようとする胃がん検診など、被曝はもちろん、手術する時間とお金の無駄であり、心配する分、気分的にも損するってことッス。

これは何も「突然神の啓示があってそう思うようになった」などというわけでは決してなく、様々なデータに当たってちゃんと科学的に考察を加えた結果、そう考えるようになりました。

同じ理屈が乳がんの検診法であるマンモグラフィーにも言えます。胃がん検診同様、おいらったら「ありゃ無駄である」と断じておりますので、おかんにもその旨説明しました。おかんはその説明をあっさりと理解し、前々回くらいから受けちゃおりません。(受診料は無料なのにね。彼女の場合は単に面倒くさいだけなのかもしれませんけど。)

マンモを無意味だと断じたのは比較的最近のことで、データがとっても分かりやすいので少しだけ詳しく書きますが、カナダだかどこかで数万人のマンモグラフィー健診群と数万人の非健診群とを比較した研究があって、その結果として健診しても年齢調整死亡率は全く減らない(差がない)ってことが分かったからです。(それどころか、死亡率は健診した群の方が逆に少し高かったくらいです。←これは誤差範囲であって統計的には無意味なので、あくまでも余談だけどね。)以上です。他に言うことはありません。

話を胃がん検診へと戻しましょう。

「検診によって胃がん死亡率は減っている。これは検診の成果である。」

検診推進派の医師はこう言います。でもね、皆さん、こういうことを言う人って、医師としてどうだかは知りませんが、科学者としては三流です。その検診が有効だというデータが、つーか、そのデータの解釈がデタラメだからです。

そのデータを見ますとね、胃がん検診によって胃がん死亡率は50%近く減っています。ナナント、検診すれば死亡率は半分に減るんです。半減ですよ、半減。すごくないですか?議論の余地なし。問答無用に検診はするべき。このデータを見れば、そう言いたくなるのも分かりますよね。

でもね、そのデータって、偽陽性と偽陰性の確率も合わせて50%くらい(だったっけ?)あることが分かっています。どういうことかっつーと、そのデータの半分は間違っている。そういうことです。さあみなさん、これをどう解釈すればいいのでしょうか?

こんなクソデータ、海外では全く相手にされていません。胃がん検診ってやつに本当に効果があるなら、それこそ世界中でやられているはずでしょ?特に米国なんかでは絶対です。それなのに、現実的には一切やられていない。こんなしょうもないデータにしがみついて胃がん検診なんてものを本当に導入しちゃっているのは、悲しいかな日本だけです。これについておいらみたいなチンピラがどんな説明をするよりも、推進派の医師がどう弁明するよりも、この海外の反応が全てを物語っている。そう思いませんか?

こんなデータ、エビデンスとしては何の意味もありません。余りにもデータの信頼性に欠けるからです。そして、そんなデータにしがみついて実施されている検査に意味があるとは思われません。つーか、そもそもこういうインチキは科学とは言えないでしょう。オボちゃんでもしねえよ、こんなアホ丸出しの解釈!「あんたってバカ~?」(エヴァンゲリオン、アスカ風)

これ以外にも、いろんなところにパラメータを設けていろいろな考察を加えるとね、とてもじゃねえけど胃がん検診に効果があるなどとは言えなさそうな事実がゴロゴロしていたりします。例えば、・・・・って、その前にまず、あんたの頭の中をリセットする必要があります。(←いつものことながら、偉そうに言うなっての!)

あなたの頭の中を覗くため、次の質問にお答えください。あなた、もしくはあなたの大切な人にがんが見つかったとしましょう。そのときあなたはどう対処すべきと考えますか?

「がんが見つかったって?大変だ。がん細胞は増殖力が旺盛だから、これが大きくなって転移する前に、なるべく早く切らなければならない。手術が間に合えばいいけど・・・・」

こんな風に考えちゃったりしませんか?もしそう考えるとしたら、あなたはいつの間にやら間違った知識を植え付けられ、誤った方向へと洗脳されたたド阿呆ってことになります。それはなぜか。がんってそんなに早く増殖などしないからです。

例えば1cmの大きさのがんがあったとします。(この1cmってのは、近頃の最新技術を使った早期発見とやらでようやく見つけられるようになった大きさでありまして、昔は2cmとか3cmにまでならないと見つけられませんでした。)この1cmであったがんが手術の決断を先延ばしにしている間に2cmになるとか、そんなこと普通はあり得ません。なぜなら、がん細胞ってのは1cmの大きさになるまで何十年もかかるってのが定説なんすよ。病理の先生に聞いてごらんなさい。本当だから。それが2cmになるのにどれだけの年月がかかると思いますか?

それが日本ではそう知られていない。おそらく日本人のほとんどがここを正しく理解できておらず、数多くの方が上記のような洗脳を受けちゃっているように思います。おいらも遠い昔には完全に洗脳させられていたド阿呆でして、学部に進学するまではそう思い込んでましたからね。がんはすぐにでも大きくなって、その大きくなる課程においてあちこちにがん細胞をまきちらしては転移を促進してしまう。そんな錯覚。でもこんなの、真っ赤なウソです。

がんが見つかったなら見つかったで、どう対処するかゆっくりと結論を出してもらってかまいません。なんたって、がん細胞なんぞ、そう簡単には大きくなりませんからね。

てことで、がんなんてもんは早期発見もへったくれもないんです。見つけた時はもはや早期でも何でもない。なんたって既に1cmもの大きさにまで育っちゃってるんですからね。これ、がんが誕生してからもう何十年もたった後だってことで、早期どころか遅期も遅期、”超遅期”発見もいいとこなんです。

がんによる生死はがんがcmレベルにまで育った後の発見が早いか遅いかでは決まりません。これはもう自信満々申し上げますが、そんな死亡率の差を示したデータなど、この世の中のどこにもありゃしません。もしその真偽を確認できるデータがあるとすれば、その逆の結論ばかりです。言い換えると、がんによる生死は目に見えるような大きさになってからのがんの大小などでは決まりません。そのがん細胞の性質、即ち、転移の有無によって決まります。

がんには転移する奴としないやつがあって、転移する奴は致死性ですが、転移しない方のやつではまず死にません。でもって、転移しないがんが転移するがんに変化することもなく、転移する奴は最初から転移するし、転移しないやつは最後まで転移しない。そういうもんだということッス。(←こちらは科学的には証明できていません。が、おいらはそう信じている。そういうことッス。)

この辺の主張は「患者よ、がんと闘うな」で有名な慶応の近藤先生が提唱されている”がんもどき”と同じものになっちゃってるようです。ただ、おいらのこの情報の仕入れ先は近藤先生の著書ではなく、同級生の医者から「長年臨床をこなしてきて、最近こんな感覚になっている」と酒の席で悶々と言われたものです。この友人の言をきっかけに、(科学的に証明されてはおりませんが)おいらはそう信じるようになりました。

彼は外科医なのでがんが見つかれば切ります。それが彼の商売ですからね。それで助かる人と助からない人がいる。この違いをようやく感覚的にこうじゃないかと感じられるようになってきたそうです。

「切って患者が助かればそりゃ気持ちがいいし、医師としての達成感もある。これを繰り返すことで、がんに手術は有効だと思い込んでしまう医師もいることだろう。それは分かる。それくらいの充実感があるんだ。でも、俺様は違う。(←こいつもおいらと同様、思い上がりの激しい男です。)本当に自分の手術によって患者が助かったなどと短絡的に信じ込むわけにもいかない。なぜなら、科学的にそう断定することのできないあやふやな部分がどうしても残るから、即ち、切らなかったらどうなっていたのか誰にもわからないからだ。」

「切っても助からなかった人というのはがんが転移して死に至るのだが、転移自体は実はその手術のもう何年も何十年も前のとっくの昔に起こってしまっている。転移するがん細胞ってのは、まだ肉眼などでは見えないレベルのときに、既に全身に飛び散っているのだ。即ち、早期発見という名目の下で1cmくらいの大きさになったがんを見つけたところで、実はその数十年前にがんは発生してるわけだから、既に転移を済ませていると考えた方が自然だし、臨床上の感覚的にもその可能性が濃厚なのだ。」

「こういう患者さんの身体にメスを入れるという行為は正しいことなのか?転移が目に見えないというだけで、実は既に転移していて早晩死を迎えるに違いない患者さんに対して、俺たちは体力を失わせて寿命を縮める意味しかない無駄な手術を、下手をすると複数回に渡って行ってしまっているということなのだから。」

「今がん健診でがんを見つけて「早期診断できるようになってよかった」などといい気になっているが、これは極めて漫画的で本質を外しまくっている。現在の医療技術なんてものは、がん細胞が発生して何年も何十年も後になってやっと見つけられるようなレベルに過ぎないというのに、何が”早期”だ。いずれ後世の人から「バカな時代もあったものだ」と嘲笑されるに違いない。ただ、真の早期診断は今の科学技術ではどうしようもないことだが、考え方を改めるくらいのことは可能なはずだ・・・・これまで行ってきた膨大な医療行為の否定につながるかもしれないので勇気はいるが、・・・・・」

とまあそんな感じのことを言ってます。(←彼の口から出た高尚で小難しい用語・言い回しを、おいらのようなド阿呆でも理解できるよう相当アホっぽく意訳しています。)

「この理屈だって、科学的には証明されてはいないよ。だから断言はできない。でも、自分の経験からくる感覚をひも解いていくと、どうしたってこう考えた方が合理的なんだよ。科学じゃないから、声高に主張もできないんだけどね。それに、今の技術じゃ転移性がんと助かるがんとを見分けることはできないんだから、どうしようもないし。」

んじゃせめて、転移性がんと助かるがんの存在をそれこそ科学的に証明すればいいじゃねえか、ってことになりそうなんですけど、それすら出来れば苦労はしないと・・・・・。ま、確かにそうですよね。おいらだって直感的に分かります。そんな実験、出来っこないってことくらいは。

てことで、まとめます。

がんの”早期”発見とやらで見つけて手術して助かるがんってのは転移しない方のやつで、手術しても死んじゃうがんは転移する方のやつだ。そして、この違いを今の科学技術で判別することはできない。即ち、今の科学技術による転移後の”早期”発見など無意味。こういうことになります。だからおいらは胃がん検診を受診しない。そういうことです。

なんだか書いていて内容が重暗~くなっちゃいました。これまでの脱線に次ぐ脱線をご容赦くださいませ。一応、突っ込まれる前に書いておきますが、ごくまれに短期間で大きくなるがんもあります。が、普通の人はまず間違いなくそんながんにお目にかかれることはないでしょう。それくらいまれだそうです。あと、転移性のがんの方はそうでないがんに比べて早く育つのがあるそうです。が、しかし、こちらは見つかったら最後、もうどんな治療をしたって無駄なので、早期発見の意味がないことに変わりはありませんがね。

というわけで、とにかくおいらはがん検診を受けません。がんが大きくなって何らかの症状が出てから対処したところで、結果は同じだと思いますんでね。それが転移しないやつなら死なないし、転移する奴なら死ぬ。今の技術では転移前に転移するやつを特定することはできないんですから、いつ見つけたって死ぬときゃ死ぬんです。そう考えることで納得してます。

これって天才だからこその判断?いや、ただのアホなのかもしれませんよ。「がんには転移するやつと転移しないやつがある」なんて仮説自体、デタラメかもしれませんからね。当たるも八卦、当たらぬも八卦、信じる者は救われる、汝信ずることなかれ・・・・ってことで、単においらはこう考えているというお話でした。あんたはあんたで好きにしたらいいッス。どちらを選ぼうが、全て自己責任だからね。こういうところが人生の面白いところなんだし。(←って、またまた偉そう?)

長文に疲れましたんで、そろそろこの辺で。

んじゃ。

(メレ)

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  1. 2015/03/30(月) 21:27:40|
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