ま、適当に

思いつきで書くよ

EF85mmF1.8 USM 絞り開放

25年も前に設計されたというのに未だに現役で売られているこのレンズですが、普通のガラス球面レンズのみで構成されていることもあってか、さすがに絞り開放ともなると色収差が目立ちます。ただ、その出方には特徴があって、被写体が近すぎても遠すぎてもなんちゃらフリンジってやつが遠慮なく出る一方、縦位置でバストアップのポートレートを撮るくらいの距離(3~4mくらいか)だとソコソコなりを潜めてくれるという、使う側にとっては極めて都合のいい特性があります。この辺に、このレンズが未だ現役である根本的な理由があるように思われます。

我が家の歴史をひも解いてみますと、このレンズはゆたろこたろの乳児期に活躍してきました。あの頃は常に一段ちょっと絞ったF2.8で撮っており、その解像感と背景ボケを同時に満喫しておりました。ただ、さらに一段絞ると解像感がピークを迎えることを確認してからいつしかF4を多用するようになり、より満足度の高い解像感を得る代わりにこのレンズ固有の背景ボケの魅力を感じとれなくなってしまい、結局お蔵入りするに至ったという悲しい歴史があります。・・・って、今ようやく分かったよ。やっぱバカだね、おいら。

今また開放で撮り進めてみますと、あの頃の感覚がみるみるうちに蘇ってきます。これはおいらだけの感覚なのかもしれないんですが、おいらったらこのレンズのボケに”透明感”を強く感じるんスよ。

「下流にて清流を成す山あいの湧水のごとく、このレンズのボケは他のレンズのボケよりもひんやりと透き通っている。」

事実はどうだか知りませんが、どうしてもそう感じるッス。でもって、この透明感と解像感がギリギリバランスするF値がF2.8ってことです。これ以上絞ると解像感は増すものの透明感がガクッと失われるので、これがこのレンズの下限F値。逆に、更に絞りを開けていっても解像感はそれなりに粘ってくれるのですが、今度は●●フリンジの問題が噴き出てきます。そのギリギリの境目となる実用F値の上限はF2.2。てことで、

「このレンズの旨味を吸いつくせる絞り値はF2.2~F2.8である。」

20年以上前にそう見切って撮影に勤しんでいたことを一瞬で思い出しました。

5D3_85mmF18EF開放
これはF1.8開放のサンプルです。見てお分かりの通り、開放だとどうしてもピンの前後にグリーン・パープルフリンジが出ますが、そんなことはさておき、このボケのひんやりと透き通った感じが分かりますでしょうか?・・・って、こんなサンプル一枚で分かるわけねえか、やっぱり。

それよりも、広角35mmや標準50mmのサンプルと比べてウルトラマンにくっきりとした解像感、つーか堅牢感とでも言った方がしっくりくるでしょうか、そんな感じがすごく出ているでしょ?撮る対象が風景とかそんなんじゃなくて、人物などのようにピンポイントの被写体を撮るのに適したこの特性は、レンズの能力というよりも中望遠~望遠レンズに原理的に現れやすい性質だと思うんですけど、おいらはこの感じがとっても好きなんスよ。

ウルトラマンというピンポイントの被写体を撮ったサンプルで広角、標準、中望遠を比較するとね、被写体の解像感や澄んだ背景ボケとの対比などといった点でどうしたって中望遠の方が上に見えますし、これをデータ数値に直せば、実際に中望遠の方が文句なく上を行っていることでしょう。逆説的に言うと、レンズの絞り開放というテーマで各レンズに向き合う際、おいらが広角や標準に意義を見いだせない大きな要因がこれです。原理的に劣ってるんだもん。どうしようもないじゃん、と。

・・・以上、なんのこっちゃ分からん無意味な自己分析を終わります。改めまして、昔話に戻りましょう。

繰り返しますが、このレンズは開放から2/3段絞ると色収差が激減すると判断していたため、F2.2を許容範囲としておりました。が、今F2.2で撮ってみると、解像感は保たれているものの色収差が少し残ってるッス。当時はこれを許容範囲としていたのか~、どうしようかな~・・・ってクソジジイ頭で悩んでもしょうがないので、昔の自分の感覚を信じることにします。あの頃のおいらったら今よりずっと感受性も高かったので、たぶんそちらの感覚の方が正常なんでしょう。少しでも●●フリンジが出たら許せないという頑固ジジイ感覚を早く捨て去らなきゃね。

これからは絞りを開けた撮影を楽しむことは変えませんが、このレンズに限って言うなら、その絞り値は開放ではなくF2.2(F2.8では面白くないのでF2.2)、これをこのレンズのスタンダードF値として採用しようと思います。

んじゃ。

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  1. 2016/08/06(土) 23:55:35|
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