ま、適当に

思いつきで書くよ

望遠おかんデビュー

この前のこたろあすなろ杯でのことなんですが、せっかく近所の会場で2試合も行われるってのに、わたしゃ用事があって行けなかったんですよ。だから「これを機にちょっと試したろ」と思って、おかんに撮影を委託してみました。持たせた撮影機材はEOS 5DとEF300mmF4L IS USM。カメラの設定をシャッタースピード優先1/800秒、ISO200、AIサーボ&連写モードにして、レンズの手ブレ補正は流し撮りに対応するモード2。カメラ・レンズの設定は変えるなと念押しした上で(変えろといっても出来ないだろうけど・・)、撮影上の注意事項として以下の5項目を言い聞かせました。

①撮影ポジション
出来る限り順光。無理なら斜光も許容。でも逆光だけは避ける。その精神で撮影する場所を決めよ。順光のゴール裏が一番いいんだが、反対方向に攻めてるときはサイドラインから。線審が邪魔にならない側で撮るとよい。

②カメラの構え方
右手はストラップの中に入れ、左手は下からレンズを支えるように持つ。脇があくとカメラがぐらついてブレるから、両脇を締めてカメラを構えることを意識せよ。

③選手の捉え方
ボールがないところでいくらシャッターを切ってもつまらない写真になるだけなんで、ボールを扱っている選手を撮るのが基本。選手じゃなくて常にボールを追い続けて、そこにいる選手がこっち向いてるときに写すようにせよ。

④フォーカスの合わせ方
レリーズボタンを半押しすると真ん中の赤い四角(フォーカスフレーム)が一瞬光るから、写したい選手をそこにおいて撮る。選手は動くから、撮りたい選手が常にこの真ん中の四角に入るようにシャッター半押しのままでレンズを振って選手を追い続ける。

⑤写し方
レリーズボタンを深く押せばシャッターが切れる。押し続ければ連写になる。


私のこのアホみたいなレクチャーを真剣に聞いていたおかんは、

「うん、分かった。やってみるよ。」

そう言って意気揚々と出かけていきました。

で、その日の夕方、・・・・・私が外出先から家に戻ると、おかんが言うんです。

「ボールを追いかけるなんて無理。」
「撮ろうと思うと選手が真ん中に来てくれないのよ。」
「撮ってて分かるのよ。あ、ボケてるなって。」
「カメラが重いからグラグラ揺れちゃって、ブレてる写真ばかりだと思う。」
「こんなに難しいとは思わなかった・・・・」

ん?いきなり怒涛の言い訳かよ。・・・いったい何を仕出かしやがったんだ、この女は?・・そう思って、ちょいとワクワクしながら画像をPCへと移したんですが、初のサッカー撮影に臨んだ彼女が撮った写真、その総撮影枚数は164枚でした。2試合で164枚ですから、初めてにしてはよく撮ったと言えるでしょう。で、早速現像を開始しました。

まずは記念すべき1枚目。ボケまくっている選手たちの向こうで、無防備にあくびをしているおばさんが画面中央に小さく捉えられていました。はい、これはボツ。次の2枚目。我が子こたろがボールをコントロールしている(らしい)ボケたシルエットの向こうで、周辺の喧騒とは無縁に一人静かに佇む”ゴールポスト”がど真ん中にくっきりと写っています。はい、これもボツ。そして3枚目。サイドライン沿いを疾走する選手が惜しいかな僅かにボケてて、そのちょっと先でサイドライン際に並んでペチャクチャおしゃべりをしているおかん軍団に合焦しているという微妙な写真。う~ん、選手がそれなりに写ってて捨てるには惜しいからなあ、これは泣く泣く”採用”!そう決断すると、露出・WB・調子・カラーモードをババッとかえて見場をよくした後、角度調整・トリミングをして構図を整えていきます。・・・てな具合で、結局残ったのは撮影した枚数のちょうど半分、82枚に終わりました。撮影した写真の半分を捨てちゃうなんて、前代未聞かも!?

まず①の撮影ポジションですが、「曇っていたからサイドラインから撮った」んだとよ。”曇っていた”から”サイドライン”???その因果関係がまるっきり理解不能ですが、きっと彼女の頭の中ではこの二つの事象がつながりを持っていたのでしょう。ま、こっちは逆光じゃなければいいというスタンスでおりましたから、そういう意味ではなんとか合格。無用の争いごとを避ける意味でもここは深く追求しませんでした。

②ですが、「脇を締めるも何も、カメラが重過ぎるのよ。あれをずっと持ち続けるのは無理」などと抜かしやがって、話の論点を”自分の非力”に摩り替えられ、煙に巻いた形でちょろまかされたのでした。

③のボールを追いかける件については全く無視されたようです。生き残った写真はボールが写ってないモノばかり。「だって、ボールを追いかけてるとピントが合わないのが自分でも分かるんだもん」だそうです。因果関係が理解不能その2ってところですね。

④も彼女にはちょいと過酷な要求だった模様です。「努力はしたのよ、努力は。でも、あんな小さな四角に小さな選手を入れ続けるのって、普通は絶対に出来ないわよ。」・・”自分が普通”で”あんたが変”と無意識に決め付けてしまうお得意の”自分が絶対”感覚を前面に押し出され(一般的に言って、これは我々男よりも女性の方が遥かに強くお持ちになられている感覚だと思います)、争いを好まない私の意見を未然に封印したのでした。

⑤の連写写真に至っては一枚もありませんでした。連写なしで164枚も撮影したところは褒めてしかるべきだと思うのですが、ここはそういう話じゃありませんよね。ただただボールを持ってない選手(ただ単に走っている選手や佇んでいる選手)ばかり撮ってるモンですから、連写自体が必要なかったんだと思います。

極めつけは、2試合目の写真からは絞り優先モードになっていたことです。ご本人は「知らないわよ。私、何も触ってないし」と仰っておられましたが、触らなきゃ撮影モードは変わらないっての!無神経にもモードダイアルをどこかにぶつけたかこすったかしたのでしょう。ま、過去の経験から言って、そこを指摘しても水掛け論になることが分かりきっておりますから、それ以上は何も言いませんでしたけどね。絞り優先の方はF8に設定したままでしたから、結果として2試合目はシャッタースピードの足りないブレブレの写真が量産されていたのでした。

写真なんて詰まるところシャッターのタイミングなんで、設定だけはきっちりと決めてあとは適当に撮ってれば、初心者でもあっと驚くものが撮れるかもしれない。撮影を委託した時点ではそういう淡い期待を抱いていたんですが、それが現実を前に無残にも打ち砕かれた結果に終わったわけです。う~む、初心者ってこんなもんなんでしょうか?でも、初めてだったからこそ余裕がなかったというだけで、次があれば進化するのかもしれません。というわけで、また機会があったらやらせてみよっと。

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  1. 2008/05/20(火) 23:21:19|
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